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部屋探しの流れ

 札幌へ引越しをするのにあたり、引越しや部屋探し自体はじめての方も多くいらっしゃると思います。私はもう3回も引っ越しているので、部屋探しに関しては手馴れたものです。二度手間にならないように、まずは不動産賃貸の流れを把握しておきましょう。

  1. 部屋探し
     業者に希望を伝えると、色々な物件の資料を提示してくれます。その中に気に入ったのがあれば、2〜3件に絞ってから下見に連れて行ってもらいましょう。このとき、メジャーで寸法を測ったり、デジカメでコンセント位置などを撮っておくと後々役に立ちます。
  2. 入居申込
     良い物件が見つかったら、帰ってきて即申込ができます。但し、このとき連帯保証人(親など)の情報も記入しなければなりませんので、あらかじめ親の了承を得て、「生年月日、年齢、住所、電話番号、勤務先とその住所や電話番号、業種、役職、年収、勤続年数」を確認しておきましょう(知らなければ二度手間になります)。また、申込書には入居者の印鑑も必要ですのでお忘れなく。
  3. 審査
     申込後は、業者から大家さんに書類が渡されて入居審査が始まります。業者と大家がFAXでやりとりをすれば比較的スムーズに審査が行われるのですが、通常は2〜3日かかると思われます。
  4. 契約
     入居審査が通ると、白地の契約書類(保証人引受承諾書、誓約書など)が渡されます。宅建主任者からの重要事項説明等もこのとき行われます。そこに入居者や連帯保証人が所定の事項を記入して、あらかじめ準備した住民票や印鑑証明書、顔写真などの必要書類を添付しなければなりません。連帯保証人が遠隔地にいる場合は、郵送でのやり取りとなりますが、重要書類を郵送するときは少なくとも「配達記録郵便(+210円)」にしましょう(業者の方で送ってくれる場合もあります)。
  5. 契約書の提出
     すべて契約上必要な手続が済んで業者に契約書を提出すれば、業者から大家へ書類が渡され、大家から業者へ部屋の鍵が渡されます。このとき、大家さんの都合で1日〜2日かかる場合もあります。「4」の段階で連帯保証人と来店したり、出来上がった契約書を郵送するように手配すればここでの来店の手間も省けるかもしれません。
  6. 鍵の受取り
     賃貸借契約の期間になれば鍵を受け取ることができます。結局1,4,(5),6の3〜4回は不動産業者に足を運ぶ必要があることを覚悟しましょうね。

部屋探しのポイント

 初めての札幌で土地勘もない中、新生活のためにはまず部屋を探さなくてはなりません。当然引越し代もバカになりませんので、できれば一回で納得いく部屋に住みたいものです。自分の優先順位を踏まえた上で不動産屋と粘り強く交渉して、良い物件を掘り出しましょう。ちなみに、私は過去に常■、ビッ○、日本地△などたくさんの業者を回りましたが、一番アットホームで融通を聞いてくれたのがお部屋探しは アパマンショップでした。親身になって答えてくれるので、是非物件のお問い合わせをして見て下さい。

  1. 立地条件
     札幌は東京などと違って、大学や会社から徒歩何分圏内のところで住むことも充分可能です。しかし、多くの人はそれよりも利便性の高い地下鉄の近くに住むことを潔しとしています。特に、冬は鼻水を垂らしながら雪道を歩かなければならないことを考えると、やはり地下鉄から徒歩5分以内(400m)を目安に探すのが良いと思います。不動産業者の選択も、住みたい地域の店舗を選んだ方が効率的だと思います。以下に、私が住みたい地域をいくつかあげましょう。
    1. 地下鉄北18条駅、北24条駅
       北大生が多く住むこの近辺は、家賃相場は高いですが繁華街からも徒歩圏内で、また北大の大自然が近くにあるために人気が高いです。北大生は、もろほくナビを参考にしましょう。
    2. 地下鉄平岸駅
       北海学園大学の学生が多く住んでいる地域ですが、比較的栄えており生活するには最適だと思います。南北線は一般的に人気度が高いです。
    3. 地下鉄円山公園駅
       西区は他の地区に比べて地盤が安定しており、富裕層も多いと言われています。近くには裏参道と言われる買い物スポットもあり、何より円山公園が近いのが魅力といえます。
    4. 地下鉄琴似駅
       琴似は繁華街です。デパートも含めて色々な店があり、街まで出かけなくてもある程度の物は揃います。
    5. 地下鉄東区役所前
       東豊線は地下が深いのであまり好きではないですが、この近辺ならJR札幌駅まで歩いていけるし住みやすいと思います。
  2. 家賃相場
     家賃、管理費などの固定費は、節約の仕方がなく意外に重たくのしかかってきます。立地条件などにもよりますが、一人暮らし用のワンルームなら4万円、2LDKで6万円、3LDKで7万円がお得ラインではないでしょうか。不動産屋に行くときは予算より5千円位安く相談してみましょう。北海道沿線の家賃相場を是非参考にして見て下さい。
  3. 間取り
     それぞれの好みはありますが、私は防音に弱い木造が嫌いです。比較的新しい木造はそんなことはないと聞きますが、少し古い木造(H5築)に住んでいた友人は騒音トラブルで結局引っ越してしまいました。騒音と言えば、夏は暴走族も走りますので大きい道路に面したところは要注意です。また、1階や日影は暖房費がかさむので避けた方が無難でしょう。
  4. 暖房
     冬の光熱費はバカにならない位高いです。条件にも寄りますが、プロパンガスだと月に2万円もかかってしまいます。できれば、ガスは都市ガスで、灯油ストーブ(灯油FF)のある部屋を探せればベターです。ちなみにポータブルの電気ストーブでは寒くて死にますし、ポータブルの灯油ストーブだと換気が必要で、下手をすると部屋の中が結露するので覚悟しておいてください。
    <参考>ガス料金シュミレーション
  5. 防犯
     防犯の点で言えば、白石区と東区は治安が悪いとよく言われているので、女性の一人暮らしにはオートロックは必需品だと思います。玄関に男物の靴を置いたり、窓から見えるところに男物のシャツを置くのも効果があるみたいです。ちなみに私は、アポなしのインターホンは絶対に出ません。本当に用事があればメールや電話が事前に来るはずで、郵便物等は後から取りに行けばいいからです。宗教や新聞勧誘、そしてNHKなどはお断りです。
  6. 生活空間
     その他、風呂トイレ別だとか、洗濯機の排水口はあるか、二口ガスコンロを置くスペースはあるか、収納スペースは充分か、日当りは良好か、近くにスーパーやコンビニがあるかとか各自こだわるポイントがあると思います。どうぞ、事前に紙に書き出し優先順位をつけてから不動産屋に行きましょう。

入居費用の目安

  1. 敷金
     家賃約1か月分。良心的な大家さんなら契約期間(大抵2年)を満了したら戻ってくるかもしれません。国土交通省のガイドラインを参考にしましょう。
  2. 礼金
     北海道では、よほどの良物件(新築等)でない限り、0円が普通だと思います。
  3. 仲介料
     家賃約1か月分相当。仲介料0円の業者もあります(この場合大家から業者へ仲介料を払うことになっているみたいです)。
  4. 家賃、管理費等
     初回月分を先払いで支払います。契約にもよりますが、月中(16日以降)の入居なら半額で済む場合もあります。超良心的な大家なら、月中家賃をまけてくれるところもあります。
  5. 火災保険料
     2年間で約15,000円。北海道は水道凍結の恐れがありますので、必ず住宅総合保険(水漏れ等もカバーできる保険)に加入する必要があります。たいてい業者が損害保険代理店となっており、損保会社によってもそれほど金額に差がありませんので、あまり迷うところではないでしょう。

部屋探しの裏技

★大学生が移入する3月や公務員の異動が入る6月は、部屋のニーズが多くて良い物件もなかなか探しづらいそうです。部屋の先行予約ができる場合もあるので、早めに不動産業者を回ることをおすすめします。

★賃貸系の雑誌に載っている物件は、ほとんどどこの不動産屋も紹介できる物件らしいです。しかし、雑誌は編集等で2週間くらい古い内容で紹介されるので、せっかく雑誌で良い物件を見つけて業者に行っても既に決まっていることもよくある話です。また、破格のウソ物件を提示して客寄せに使っている業者もいるとか…いずれにしても、雑誌は参考までに留めた方がよいでしょう。ちなみに、お部屋探しは アパマンショップの店舗前には無料の雑誌が置いてあります。

引越しの流れ

  1. 捨てる物の整理
     引越しで運ぶ物は、できるだけ少なくするに越したことはありません。この機会に、不要なものは捨てたりリサイクルに出したりしましょう。早めに整理に着手してたっぷり時間をかけると、納得のいく処分ができるでしょう。ちなみに、冷蔵庫、クーラー、電子レンジ、テレビ等は家電リサイクル法によって処分料金がかかる場合もあります。
  2. 業者選び
     サービスはどこもほとんど変わらないので、費用面から選ぶとよいでしょう。比較.comの引越し一括見積もり!【無料】で比較検討されることをおすすめします。早めに業者を選ぶことで、スムーズに手続が済みます。
  3. 荷造り
     ダンボールは、業者から無料でもらえる場合もありますし、近くのスーパーからもらえる場合もあります。重いものは小さい箱、軽いものは大きい箱です。クリアケースを有効活用するのも手です。
  4. 転出届
     同一市内での引越しなら「引越後の転居届」で足りますが、そうでない場合はあらかじめ転出届が必要です。戸籍住民課のページを参考にして下さい。
  5. その他の諸届
     札幌部屋探し●引越諸届けが便利です。

あると便利な道具
 ダンボール、ガムテープ、ビニールひも、ハサミ、カッター、軍手、ドライバー、大きめのゴミ袋。これらは、まとめていつでも取り出せる状態にしておくとよいでしょう。